在宅と、救急と、

救命センターのICUで高度医療を行いながら、在宅往診で自宅看取りを行う専攻医の内省とつぶやき

どんな時も、救いたい命があって どうしても、救えない命がある ICUのベッドも、家の畳も 僕にとって、大切な空間のように思う。

2020-01-01から1年間の記事一覧

あなたにとってのメンタリングとは?〜成長過程における立ち位置〜

trekking at Yosemite 2013 卒業旅行 今回は友人3人で「同じテーマについて喋ってみよう」ということで、 自身の成長におけるメンタリングの立ち位置、についてです。 メンタリングってなんだ、ということに関しては 二人が詳しくしっかり書いてくれている…

ちよばあの話

ブータンの寺院で修行する少年たち@2011年 2年前、まだ専攻医の時に書いたものが、下書きのまま、固まって残っていた。 2年たって、専攻医が終わった今、僕はまた急性期病院で働いている。 それでも揺るぎない 後期研修を「診療所」で研鑽する、価値について…

「場づくり」を考えるvol.1

無料路上相談所(2010年くらい?) 大学生の頃、 「無料路上相談所」というのをやっていた わざわざ終電で心斎橋に向かい コンビニで段ボールをもらって お茶とお菓子をたんまり買いこむ ひっかけ橋のすぐそばで 朝まで無料路上相談所 「悩みあれば聞きます。…

交差点に佇む

姉のまいと妹のゆい(ともに仮名)は、 ひとつ上の先輩と、ひとつ下の後輩だった。 親友だった同級生のたくぴー(これは実名)の姉ちゃんが まい(姉)と親友で、 たくぴーとたくぴーの姉ちゃんとまい(姉)とで廊下で話すことが多く、 そんなこんなでゆい(妹)と…